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平成の天皇と皇后 災害の記憶、消すことなく

30年の歩み(39) 平成21~30年

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天災について多くの至言を残した物理学者の寺田寅彦は、日本の国土は深き慈愛でわれわれを保育する慈母であると同時に、しばしば「刑罰のムチ」を振るう厳父だと言った。

三陸沖は世界屈指の良漁場で、豊かな海の幸を与えてくれる母なる海だった。しかし、眼下には厳父のムチで見る影もなくなった惨状が広がっていた。

「ショックだった。海岸沿いは根こそぎ住宅が消えている情景が延々と続いていた」と、元侍従長の川島裕さん(...

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