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ZOZOが初の減益 19年3月期、PB不振で純利益12%減

ZOZOは31日、2019年3月期の連結純利益が前期比12%減の178億円になる見通しだと発表した。従来予想は39%増の280億円で、一転して減益となる。今期から始めたプライベートブランド(PB)事業で想定していた需要に届かず、無料配布した「ゾゾスーツ」のコストを補えない。減益になるのは1998年の設立以来、初めてという。

期末配当は従来予想の22円から10円に引き下げる。前期は17円だった。

ゾゾスーツの無料配布による販売増への波及効果が、想定ほど得られなかった

「高い勉強代となってしまった」。同日開いた決算説明会で前沢友作社長はPB事業の計画未達と業績の下方修正について陳謝した。ゾゾスーツは顧客が着用し、スマートフォンで撮影すれば採寸できる。今期からジーンズや紳士服などのPB事業を開始しておりゾゾスーツを使い顧客にぴったりのサイズの商品を提供するのが目玉だった。

しかし、顧客がゾゾスーツを取り寄せても採寸しないケースが相次いだ。生産工程でも問題が発生し、PB事業では125億円の赤字を計上する見込みになった。今期に200億円としていた同事業の売り上げ目標は30億円に引き下げた。

採寸したデータは衣料品通販サイト「ゾゾタウン」の購入にも活用できる。取扱高の押し上げ効果があるとみていたが、これも想定に届かなかった。ゾゾタウンで年間1度以上購入する「アクティブ会員」の平均購入金額は4万6009円と、前年同期より700円近く下がった。

ゾゾタウンの取扱高は増えており、通期の連結売上高は20%増の1180億円を見込む。従来予想からは290億円の下方修正になる。営業利益は19%減の265億円を見込んでいる。

ZOZOは昨年12月下旬、有料会員サービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」を始めた。税別で年間3000円か月間500円を払うと購入額の10%を割引きする仕組みだ。

前沢社長は「ゾゾタウンの成長を押し上げ、好スタートだ」と話したが、42店舗が離脱したと明らかにした。離脱した店舗が取扱高全体に占める割合は1.1%で「業績への影響は軽微」と説明した。ただ、サイトに割引価格が表示されることに抵抗がある出店者もいるため「割引価格を表示するかを選べる機能を2月中にも始める」(前沢社長)と話した。

ZOZOが同日発表した2018年4~12月期の連結決算は売上高が前年同期比27%増の897億円、純利益が16%減の136億円だった。

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