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明治とグリコ、液体ミルク製造承認取得 非常時の備蓄に

明治と江崎グリコは31日、厚生労働省から乳幼児用液体ミルクの製造承認を得たと発表した。2018年8月に省令改正で製造基準などが示されて以降、承認は国内で初めて。今後はそれぞれ消費者庁の許可も得て、商品化する。これまで輸入品しかなかった液体ミルクで国産品の流通が本格化しそうだ。

明治の液体ミルクはスチール缶容器を採用しており、内容量は240ミリリットル。同社の粉ミルクと同じ「ほほえみ」ブランドで商品を展開する。江崎グリコは紙パック容器で、容量は125ミリリットルとする。すでにサンプル品を開発しており、哺乳瓶に入れ替えて授乳する使い方を紹介している。商品化には今後、液体ミルクの表示をするため消費者庁の許可を得る必要がある。

液体ミルクは高温殺菌した乳成分を無菌の容器に充填する。開封してそのまま乳児に飲ませることができるため、計量やお湯の温度調節が必要な粉ミルクよりも手間がかからず外出時には便利とされる。1杯あたりの価格は粉ミルクと比べ割高になる。

欧米では広く普及しているが、国内ではこれまで品質や製造方法などの基準がなかったため、製造できなかった。ただ16年4月の熊本地震でフィンランドからの支援物資として届けられるなどして注目を集め、お湯が手に入りにくい災害時の備蓄に役立つとして国産化を求める声が高まった。昨年8月に厚労省が省令を改正し製品の規格基準などを定めたことで製造できるようになった。

液体ミルクはほかの大手乳業メーカーも商品化を検討しており、国産商品の流通が本格化するとみられる。

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