2019年6月19日(水)

首相、北方領土「固有の領土」の表現避ける

2019/1/31 22:00
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衆参両院は31日の本会議で、安倍晋三首相の施政方針演説など政府4演説への各党代表質問を実施した。首相は日ロの平和条約締結交渉に関し、北方四島について「わが国が主権を有する島々」だと述べたが、政府の公式見解に基づく「固有の領土」との表現は使わなかった。

衆院本会議で社保・野田代表(手前)の質問を聞く安倍首相(31日)

衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」の野田佳彦代表からの「北方領土はわが国固有の領土だが、現時点ではロシアによる不法占拠が続いているという法的立場に変わりはないか」との質問への答弁。首相は30日の衆院本会議でも同様の表現で応じており、ロシア側を刺激するのを避ける狙いがあるとみられる。

政府の公式見解は「一度も他国の領土となったことがない日本固有の領土」だ。首相の一連の発言について、西村康稔官房副長官は31日の記者会見で「首相が答弁したことに尽きる」と述べた。

首相は31日の衆院本会議で、米国から追加購入する最新鋭ステルス戦闘機「F35」について「老朽化したF15を代替するものだ。老朽化に任せ放置するのは国民の命を守る責任を持つ我々としては無責任な姿勢と言わざるを得ない」と理解を求めた。

共産党の志位和夫委員長が「トランプ米大統領の要求に応じた浪費的爆買いだ」と指摘したことには「全く的外れな間違いだ」と反論した。

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