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九州・四国海峡トンネル、新幹線と高速道路を両にらみ

ポスト平成のビッグプロジェクト(下)

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日経コンストラクション

九州と四国を結ぶ陸路の実現に向け、大分市が3年かけて検討した結果を公表した。鉄路でも道路でもトンネルでつないだ場合、投資額に対する経済効果の高さを示す費用便益比(B/C)が1を上回る。

九州と四国だけ結ばれていない

日本列島を構成する主な島である北海道・本州・四国・九州の中で、唯一、陸路で結ばれていないのが、九州と四国だ。北海道と本州は青函トンネルで、九州と本州は関門ルートで、四国と本州に至っては3つのルートで、それぞれ結ばれている。

九州と四国をつなぐ陸路の候補地として浮上しているのが、豊予海峡ルートだ。直線にして約14キロメートル。構想では、大分市の東端に位置する佐賀関半島と愛媛県伊方町の佐田岬半島を結ぶ。

同ルートは、政府が1998年に作成した「21世紀の国土のグランドデザイン」で掲げる太平洋新国土軸の一部に当たる。昔から構想はあったものの、大型の公共事業の見直しなどがあり、長らく凍結していた。

ところが2015年に当選した佐藤樹一郎大分市長が豊予海峡ルートの整備構想を重点事業の1つに掲げて以降、実現に向けた動きが再燃している。

「豊予海峡ルートは、九州と四国の経済発展に貢献するだけでなく、国土全体の観点から見ても災害時...

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