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逆風下でも当たり年? 19年の米スタートアップ上場

CBINSIGHTS
米国のテクノロジー企業の株価がさえない。逆風が吹き始めた感があるテック業界だが、米国では今年は大型上場の「当たり年」になる可能性もある。筆頭格はライドシェア大手のウーバーテクノロジーズだが、同業のリフト、民泊のエアビーアンドビーと、ユニコーン(推定企業価値が10億ドルを超える未公開企業)の誕生ラッシュをけん引してきた銘柄が上場予備軍に名を連ねる。これまでベンチャーキャピタルから多くのカネを引き付けてきた米テック企業。逆風下の上場は、吉と出るか凶と出るか。

2018年には米テクノロジー企業の新規株式公開(IPO)件数が急増することはなかったが、上場予備軍への投資は引き続き大幅に伸びたことが、CBインサイツの分析「2019年テックIPOパイプライン(予備軍)リポート」(最も将来性があり高評価の米スタートアップ286社)で明らかになった。

日本経済新聞社は、スタートアップ企業やそれに投資するベンチャーキャピタルなどの動向を調査・分析する米CBインサイツ(ニューヨーク)と業務提携しています。同社の発行するスタートアップ企業やテクノロジーに関するリポートを日本語に翻訳し、日経電子版に週1回掲載しています。

なかでも、ベンチャーキャピタル(VC)の出資を受ける非上場の米テクノロジー企業への1億ドルを超える融資の件数は、IPOの6倍近くに上った。

未公開市場は引き続きバブルともいえるほど活発なため、18年(12月14日までの時点)には40社を超える米テクノロジー企業が新たにユニコーンに加わった。

18年に上場したVCの出資を受ける米テクノロジー企業が最初の資金調達から上場までに要した期間の中央値は10.1年だった。一方、13年はわずか6.9年だった。

例年のように、リポートで取り上げた286社全てが19年に上場するとは限らない(おそらくほんのわずかだろう)。

多くは企業価値が1億ドルに達したばかりだ。未公開市場で独創的な資金源からの調達を続ける企業もあれば、他をしのぐ成功を収め、流動性の問題はまず起きないといえる企業もある。

それでもなお、19年はテクノロジーIPOの当たり年になりそうだ。

ウーバーテクノロジーズ、エアビーアンドビー、写真共有サイトのピンタレスト、ビジネスチャットのスラック・テクノロジーズが予想通りの評価額で上場を果たせば、4社ともVCの出資を受けたテクノロジー企業の上場時(12年以降)の時価総額上位10社にランク入りすることになる。

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