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パウエルFRB議長会見「利上げの可能性弱まる」、計画見直し強調

【ニューヨーク=平野麻理子】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で「経済の見通しに逆流が見られる」として「利上げの可能性は弱まった」との見方を示した。今後の金融政策については「慎重に進めることを保証する」と述べ、従来の利上げシナリオを見直す考えを強調した。

FRBは30日のFOMCで金融政策の現状維持を決め、追加利上げを見送った。FRBはこれまで2019年に2回の利上げを見込んでいたが、パウエル氏は「次の利上げには、何より物価上昇を確認する必要がある」と述べた。17年秋から続ける保有資産の縮小計画については「今後の会合で最終的な計画を固める」と話した。

パウエル氏は米経済の現状について「良い状態にある」との認識を示す一方、英国の欧州連合(EU)離脱や、米政府機関の一部閉鎖問題などで不透明感が増していると指摘。過去最長となった政府機関の一部閉鎖は「第1四半期の国内総生産(GDP)にいくらかの影を落とすだろう」と分析した。

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