障害者雇用支援、福岡に新拠点 メンバーズギフテッド
障害者雇用支援のメンバーズギフテッド(東京・中央、小峰正仁社長)は、同社初のサテライトオフィスを福岡市に開設した。同社は首都圏のIT企業などに発達障害の人を紹介。紹介先企業と雇用契約を結んだ後も、メンバーズギフテッドの福岡オフィスで働いてもらう。主に発達障害の人に活躍の場を用意して、臨床心理士らと連携した支援にも力を入れる。

福岡に開設した拠点では、希望する発達障害の人らにITスキルの教育を無料で提供するなどした上で、企業に紹介。企業などと雇用契約を結んだ後も、環境を変えずメンバーズギフテッドの福岡オフィスで業務に当たることができる。まずは今年の夏ごろまでに、就労移行支援事業所や大学・高等専門学校などから紹介を受けた30人ほどの就職を目指す。
面談や体調管理指導といった支援も行う。子育てや介護などで在宅勤務をしている臨床心理士や精神保健福祉士らを雇用し、遠隔で業務に当たってもらう考え。
小峰社長は「ITに関連した仕事は発達障害の人でも活躍の場を見つけやすい。新しい障害者雇用のモデルを福岡で作りたい」と意気込む。
メンバーズギフテッドは、デジタルマーケティング支援のメンバーズの子会社として昨年10月に設立。将来的には1000人程度の就労を支援する考えだ。
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