2019年5月22日(水)

東京五輪、開会式は30万~1万2千円 価格公表

2019/1/30 14:26
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2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は30日、五輪の一般チケットの価格を発表した。最高額30万円(税込み)の開会式や陸上競技などで、A~E席の最大5種類のチケットを用意。家族連れら幅広い層のニーズに応える数千円のチケットも準備した。公式サイトで19年4月以降に販売がスタートし、大会に向けた機運の高まりも期待される。

五輪史上最多の33競技339種目で競われる東京五輪。競技チケットの最高額は男子100メートル決勝などが行われる陸上競技・午後決勝で、A席が13万円で、E席が5800円と5段階に。このほか、開会式(1万2千~30万円)、閉会式(1万2千~22万円)が5段階となった。

世界的に人気の高いバスケットボール(最高10万8千円)のほか、日本のメダルが期待できる競泳(同)、野球(同6万7500円)などは1万円以下のチケットを含む4種類。一方、近代五種や射撃の予選はA席2500円のみとした。チケットの全体の半分以上が8千円以下となった。

競技チケットの値段は、海外で注目を集める競技かどうかや、日本国内の人気、メダル獲得の可能性の高さなどを考慮して設定されている。

組織委によると、メダルラッシュが期待される柔道は12年ロンドン五輪で最高で約1万8千円、16年リオデジャネイロ五輪で約2万6千円だったが、東京大会では5万4千円と2~3倍の価格設定。卓球についてもロンドン、リオ両大会ではいずれも1万円台だったが、東京大会は3万6千円となっている。

組織委は詳細な競技スケジュールの公表後、19年4月以降に公式サイトでチケットの抽選販売を受け付ける。購入にはIDの登録が必要で、既に125万人が登録を終えているという。チケットに余裕があれば、20年春から都内のチケット販売所などでも売り出す予定だ。

一般チケットとは別に、組織委はラウンジで飲食をしながら競技を楽しめる「ホスピタリティパッケージ」や、12歳未満の子供や60歳以上のシニアを含むグループ向けで1枚2020円の「みんなで応援チケット」なども展開予定。車いすユーザーと同伴者のチケットや、小中高生の団体向けの「学校連携観戦プログラム」も用意される。

組織委は五輪で780万枚(招致時)のチケットの販売を計画。パラリンピックを含め、チケットの売り上げで収入全体の1割強の820億円を見込んでいる。人気競技以外も含め、客席に多くの観客を呼び込んで大会を盛り上げるためにも、幅広い層の関心を高めることが課題となる。

レスリング女子で五輪3連覇を果たし、1月に引退を発表した吉田沙保里さん(36)はトークイベントで「選手という立場ではないので、今度はいろいろな競技が見れるかなと楽しみ」と話した。

担当幹部は「次世代を担う子供たちから、シニア、障害をお持ちの方ら幅広い方に会場に足を運んでいただきたい」としている。

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