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大坂なおみ、テニス界に久々のスーパースター誕生
MIRAIテニスアカデミー代表 辻野隆三

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2019/2/1 6:30
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全豪オープンのテレビ解説で2週間ほどオーストラリア東部のメルボルンにいました。3年前、女子テニスの大坂なおみ(日清食品)の全豪初出場を解説していたときから、「(世界上位に)いつか出てくる」と思っていましたが、2018年全米オープンに続き四大大会を連覇して世界ランキング1位。これほど衝撃的な形でスーパースターに上りつめる選手は久しぶりですね。近年では04年ウィンブルドン選手権でセリーナ・ウィリアムズ(米国)を退け、17歳で四大大会を制したマリア・シャラポワ(ロシア)がスターダムに駆け上がっていったときと似ています。

大坂は左右に振られても粘り負けせず、エースも狙っていった=共同

大坂は左右に振られても粘り負けせず、エースも狙っていった=共同

「今後10年、女子テニスを背負う」

スターになるべくしてなる――。大坂はそういう選手です。3年前、国別対抗戦のフェド杯米国代表監督(当時)だったメアリー・ジョー・フェルナンデスさんが「米代表としてプレーしないか」と大坂を口説こうとしていた姿を目撃しました。それは大坂のオーラを感じていたからでしょう。今回、米テレビ局の解説をしていたジム・クーリエさん(米国、四大大会4勝)も、ウィンブルドン選手権決勝後のコート上のインタビュアーで知られるスー・バーカーさん(1976年全仏オープン女王)も大坂について、「この先10年間は女子テニス界を背負っていく選手だから」と当然のことのように話していました。

実は今回現地入りしたときは、大坂が決勝まで勝ち進むところまでイメージできませんでした。この先、2つ目の四大大会を制覇するまで2~3大会は苦労するだろうと思っていました。18年全米オープン女王としてプレッシャーを感じていたとまではいいませんが、緊張している様子でした。「スタートさえうまく滑り出せれば……」と思っていたところ、初戦をスムーズにストレート勝ち。さらに3回戦でベテランの謝淑薇(台湾)に逆転勝ちしてから、流れがよくなりましたね。ペトラ・クビトバ(チェコ)との決勝までを振り返ると、大坂の方がクビトバに比べ、粘り強い試合巧者と多く対戦したと思います。しかし、大坂は何が起きてもおかしくない試合を勝ち抜き、流れを引き寄せて決勝も勝つべくして勝った感じがします。

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