出荷先の養豚場で豚コレラ 岐阜・本巣、900頭殺処分へ

2019/1/30 10:03 (2019/1/30 13:02更新)
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岐阜県は30日、豚コレラの感染が29日に確認された同県各務原市の養豚場が、同県本巣市の別の養豚場に出荷した子豚から豚コレラの陽性反応が出たと発表した。約900頭を殺処分することを決めた。感染拡大の危険は低いとし、養豚場から3~10キロ圏で豚の出荷を圏外に禁じる搬出制限や3キロ圏の運搬を禁じる移動制限は設定していない。

子豚から豚コレラの陽性反応が出た岐阜県本巣市の養豚場で防疫作業の準備をする作業員(30日午前10時21分)=共同

古田肇知事は30日に開かれた県の対策会議で「農場から農場への連鎖は初の例。全力で防疫作業に当たる」と話した。

県によると、各務原市の養豚場は17日に子豚80頭を本巣市の養豚場に売り渡した。県は29日に国と協議し、この養豚場の豚計約900頭は感染症状がないため殺処分はせず、80頭全てを継続的に検査するとしていた。

同じ豚舎にいた豚も含む計89頭を29日に県が遺伝子検査し、30日、搬入された複数の子豚から感染を確認した。

県は制限について「国と相談し、各務原市の養豚場で感染した可能性が高いため、関連農場と位置づけ不要と判断した」と説明。23日に岐阜市の卸売市場に豚を出荷した際の臨床検査で問題はなく、他の養豚場に出荷もしていなかった。

各務原市の養豚場では28日午前8時ごろ、複数の豚が発熱していると農場主から連絡があり、同日、立ち入り検査で子豚1頭が死んでいるのが見つかった。29日に県の検査で陽性反応が出た。県は同日、約1600頭の殺処分を完了した。

また県は30日、各務原市の養豚場から豚を出荷していた岐阜市の卸売市場で約150頭の殺処分を終えたと発表した。

〔共同〕

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