2019年6月17日(月)

アップル、10~12月期決算発表へ 3つのポイント

3ポイントまとめ
2019/1/30 2:15
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米アップルは29日、2018年10~12月期の業績を発表します。同社は1月初めに17年ぶりに業績見通しを下方修正し、世界の株式市場が「アップル・ショック」に揺れました。中国事業やスマートフォン「iPhone」の不振の実態はいかほどか、そして、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は先行きについて何を語るのか。内容次第では、再び動揺が広がる可能性もあります。

アップルは1月初めに17年ぶりに業績見通しを下方修正した=AP

アップルは1月初めに17年ぶりに業績見通しを下方修正した=AP

(1)9四半期ぶりの減収へ

新年を迎えたばかりの1月2日、アップルは「ティム・クックから投資家への手紙」と題した発表文を自社のウェブサイトに掲載しました。従来は890億~930億ドル(約9兆7千億~10兆1千億円)と見込んでいた18年10~12月期の売上高が約840億ドルにとどまり、9四半期ぶりの減収になるという内容です。クック氏は「中国市場でのiPhoneの販売不振」を主な理由に挙げました。29日の決算では地域や製品別の売上高といった詳細が明らかになります。

アップル、中国で逆風

(2)サプライチェーンに広がる警戒

アップルの業績動向が注目を集めるのは、ディスプレーや半導体を納める部品メーカーや組み立てを担う電子機器の受託製造サービス(EMS)、生産設備を提供する機械メーカーなど影響を受ける企業が多いからです。アップルはiPhoneの販売が振るわないため、1~3月の生産台数を当初計画から10%引き下げました。人員削減に踏み切った台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業をはじめ、アップル関連銘柄の株価は世界的に下げが目立ちます。

アップル不振、企業に打撃 新型iPhone減産へ

(3)中国景気の減速どこまで

クック氏は投資家への手紙で「米中貿易摩擦に伴う中国経済の減速が販売不振の背景にある」と指摘しています。実際、中国国家統計局が21日に発表した18年の国内総生産(GDP)は前年比の成長率が28年ぶりの低水準となりました。アップルは決算発表に合わせて、1~3月の業績見通しも開示する予定です。中国景気の先行きを占ううえでも重要な指標となります。

中国、28年ぶり低成長 貿易戦争が打撃

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