[社説]手放しでは喜べぬ戦後最長景気
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政府は29日、2012年12月から始まった今の景気拡大局面が今月で74カ月に達し、戦後最長を更新したとみられるという判断を示した。雇用環境が好転し、6年を超す息の長い成長が続くのは良いことだが、労働生産性の停滞、財政・金融刺激策への依存など手放しでは喜べない面もある。
今回の景気拡大局面の実質国内総生産(GDP)平均成長率は1.2%、前回の景気拡大期(02年2月~08年2月)は平均で1.6%だった...
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