2019年3月19日(火)

ミャンマー与党、憲法改正求め議会に動議

東南アジア
2019/1/29 18:16
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【ネピドー=新田裕一】ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党、国民民主連盟(NLD)は29日、憲法改正を検討する委員会の設置を求める緊急動議を連邦議会に提出した。現行憲法は、配偶者が外国人の国民は国家元首の大統領になれないと規定し、現状で事実上の国家トップとされるスー・チー氏の大統領就任を阻んでいる。改憲には全議員の4分の3を超える賛成が必要で、上下両院の議員定数の25%を軍人とする現行憲法下では実現へのハードルは高い。

NLDもこうした状況は理解しているが、2020年に予定される次期総選挙に向け、憲法改正のために努力している姿勢を有権者に示す狙いがある。スー・チー氏はかねて「完全な民主主義の実現には憲法の一部を改正しなければならない」と主張してきた。

現行憲法は軍政時代の08年に制定され、民政移管後も軍部が国政に大きな影響力を行使できるようにした。15年の総選挙で圧勝したNLDは選挙戦で憲法改正を公約に掲げたが、実現できないでいる。大統領は上下両院の全議員の投票で選出する。NLDはスー・チー氏を推したいが、資格がない。このため、同氏は国政全般について大統領や閣僚らに助言する国家顧問に就任した。

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