タニタ、活力低下状態「フレイル」を体組成計で予防

2019/1/29 16:41
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タニタ(東京・板橋)は29日、高齢化に伴って心身の活力が落ちた状態を指す「フレイル」の予防につながる体組成計などを発売すると発表した。カード型の活動量計や脂肪燃焼モニターも商品化し、高齢化が進む日本で健康寿命を延ばすことに力を入れる。

健康寿命を延ばすことに力を入れる(体組成計などの発表会)

フレイル予防の体組成計「MC-780A-N」は2月1日に発売する。フレイルが悪化すると、寝たきりや要介護状態に陥る可能性がある。

体重や体脂肪率などとともに、医師がフレイルの診断の指標とするSMI(骨格筋指数)などを測れる。SMIは手や足を動かすための筋肉の量と身長から割り出し、高齢者などが日常生活でどれだけ動けているかなどを示すとされる。販売価格は税別で70万円。医療機関や健診施設での導入を見込み、初年度に100台の販売を目指す。

同時に発表した「脂肪燃焼モニター」は脂肪が消費分解される際に発生する物質のアセトンを測る。ストローに息を約4秒吹き込むと濃度を計測し、リアルタイムで脂肪の消費を確認できる。フィットネスクラブなどでの需要を想定し、20年度中にも発売する方針。

キャッシュカードと同じ大きさで、センサーを内蔵し消費エネルギー量や歩数などを測れる「カード型活動量計」も開発した。社員証やポイントカードなどと一体化できるのが特徴だ。販売価格は税別で1万円以下を予定しており、19年10月ごろの発売を目指す。

記者発表会でタニタの谷田千里社長は「新製品を通じて、健康寿命の延伸や医療費の適正化に貢献したい」と話した。

(松冨千紘)

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