2019年5月21日(火)

トヨタのトルコ工場、新型カローラ出荷290億投資

2019/1/29 5:23
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【イスタンブール=佐野彰洋】トヨタ自動車は28日、トルコ西部の工場でこのほど生産を始めた新型「カローラ」の出荷開始記念式典を開いた。生産するのはセダン型で、同型の海外生産はトルコ工場が初めて。既存の生産ラインの切り替えなどに2億3千万ユーロ(約290億円)を投じた。2019年はハイブリッド車(HV)とガソリン車を生産し、計150カ国に輸出する計画だ。

28日、式典に参加したトルコのオクタイ副大統領(左)ら(西部サカリヤ県)

トルコ経済は18年夏に起きた米国との対立を原因とする通貨危機の影響で、消費や投資が落ち込んでいる。18年の新車販売は前年から35%も減り、進出メーカーは輸出を増やすことで工場の稼働率維持に努めている。

トヨタは16年に約3億5千万ユーロを投じて生産能力を大幅増強。小型SUV「C-HR」の生産を開始した。17年にはトルコ国内の輸出金額と製造業売上高でそれぞれトップ3に入るなど、存在感を高めている。

式典では現地法人の工藤年彦社長は「欧州にあるトヨタの工場で我々は最多の生産規模を有する」と述べ、トルコ経済への貢献を強調した。式典には宮島昭夫駐トルコ日本大使、トルコのオクタイ副大統領らも出席した。

トヨタは1992年にトルコ西部サカリヤ県で工場を着工し、94年に操業を開始。累計投資額は20億ユーロを超えた。2019年の生産台数はカローラとC-HRで生産能力の上限に匹敵する計28万台を見込む。

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