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米キャタピラー、アジアの建機販売4%減 中国需要減で

【ニューヨーク=中山修志】米建機大手キャタピラーは28日、中国を中心としたアジア・太平洋地区の建設機械の売上高が、2018年10~12月に前年同期比4%減となったと発表した。想定を上回る中国市況の悪化を受けてキャタピラーの株価は急落した。景気の先行指標とされる建機需要が前年を割り込み、中国経済の減速が改めて浮き彫りになった。

アジア・太平洋全体の売上高は前年同期比8%増の31億ドルにとどまった。伸び率は7~9月の28%から大きく後退。鉱山機械は4割増と引き続き好調だったが、中国のマンションやインフラ開発の鈍化により市場の大きい建設機械が前年割れとなった。

同地区の伸び率は2桁増だった北米、南米と欧州・アフリカ・中東と比べて最も低い。同社は28日の決算資料で「中国の建機需要が想定を下回り、中国以外の伸びを打ち消した」と説明した。

10~12月期の1株利益は2.55ドルと市場予想(2.98ドル)を大きく下回った。中国の需要減速が嫌気され、キャタピラー株は前週末の終値比で9%安となった。

同日発表した18年12月期通期の売上高は前の期比20%増の547億ドル、純利益は同8.2倍の61億ドルだった。19年12月期の1株利益は中央値で18年12月期実績から9%増の11.75~12.75ドルを見込む。

ジム・アンプレビー最高経営責任者(CEO)は19年の見通しについて「マクロ経済や地政学的な環境を踏まえ、売上高の伸びは緩やかだと見積もった」と説明した。トランプ米政権による鉄鋼などの追加関税も、18年に続き年間1億ドル以上の減益要因になるという。

中国政府は景気刺激策として、19年に鉄道開発などのインフラ投資を大幅に増やす方針を示している。アンプレビーCEOは19年の中国市場について「さまざまな予測があるが、18年とほぼ横ばいを想定している」と述べた。

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