好調続く白物家電 エアコン・洗濯機など時短ニーズで
18年国内出荷4.1%増

2019/1/28 23:06
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国内人口が減少するなか、白物家電の売れ行きが好調だ。日本電機工業会(JEMA)が28日発表した2018年の国内出荷額は前年比4.1%増の2兆4453億円だった。18年度の国内総生産(GDP)の成長率見込み1%前後を上回った。共働き世帯の増加による家事の「時短」ニーズの高まりで洗濯機や冷蔵庫が復調した。

18年の国内出荷額は3年連続のプラスで96年以来、22年ぶりの高水準となった。けん引役はルームエアコンだ。猛暑が続き、出荷台数は前年比8.1%増と伸び、統計開始以来、最高だった。

冬場にストーブを使っていた寒冷地でも「燃料の補給や季節ごとの片付けの手間がなくリモコン一つで通年使える」(三菱電機)ことからエアコンを暖房に使う需要が高まっている。日立ジョンソンコントロールズ空調では「寒冷地向けモデルの18年10~12月の出荷台数は前年同期比約1.5倍になった」という。

電気洗濯機は0.8%、電気冷蔵庫は1.6%増えた。「共働き世帯から高価格な製品が人気を集めている。一度買い物すれば長期の保存ができる大容量のタイプが人気だ」(ビックカメラ

市場を活性化しているのはスタートアップや海外勢だ。米アイロボットのロボット掃除機「ルンバ」や床ふきロボット「ブラーバ」は18年9月に合計の出荷台数で300万台を突破した。日立アプライアンスやパナソニックなど日本勢も投入、市場が広がっている。英ダイソンのスティック型掃除機も日本市場拡大に一役買っている。

ユニークな家電を相次いで投入して販売台数を伸ばす海外勢やスタートアップも統計に入れれば、伸び率はさらに大きかった可能性が高い。

家事の時短ニーズに加えて、シニア世帯の増加やライフスタイルの多様化から、高価でも付加価値のある製品を購入する傾向も強い。バルミューダ(東京都武蔵野市)のトースターは2万円以上という価格ながらヒットを飛ばし、三菱電機が10万円を超える価格で発売した高級炊飯器も現在まで続く人気作となった。

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