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TSMC工場で規格外の化学品混入 エヌビディアなどの製品生産

【台北=伊原健作】半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の主力工場のひとつで28日、規格に合わない化学品が生産ラインに混入し、不良品が大量に発生する見通しとなった。米エヌビディアや中国の華為技術(ファーウェイ)系などファブレス(工場無し)半導体大手の製品供給に影響する可能性がある。

TSMCの半導体工場(同社提供)

問題が起きたのは台湾南部・台南の工場「14B」。台湾メディアによると、同日午前に製品の品質異常が見つかり、生産ラインに規格外の化学品が混入していたことが分かった。TSMC側が事実関係を認めた。

この工場は素材に直径300ミリのシリコンウエハーを使う主力工場のひとつで、回路線幅が12ナノ(ナノは10億分の1)メートルと16ナノメートルの製造技術を導入している。エヌビディアやファーウェイ傘下の海思半導体(ハイシリコン)、台湾の聯発科技(メディアテック)などの製品を受託生産しているとされる。

TSMCは影響の規模などを調査しており、判明後に発表する見通し。同社は規格外の化学品を供給した業者に賠償請求する方針だ。17日に発表した2019年1~3月期の業績予想などに影響は出ないとしている。

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