タイ携帯3位dtac、最終赤字に転落 和解金かさむ

2019/1/28 23:00
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【バンコク=岸本まりみ】タイ通信3位のトータル・アクセス・コミュニケーション(dtac)は28日、2018年12月期の最終損益が約43億バーツ(約150億円)の赤字だったと発表した。前の期は21億バーツの黒字だった。同業他社との競争が激化しているほか、政府系通信会社CATテレコムとの係争解決に向けた和解金がかさみ、最終赤字に転落した。

タイ携帯大手トータル・アクセス・コミュニケーション(dtac)の店舗(バンコク、2018年8月)

dtacは10日、係争解決に向けて和解金95億バーツを18年10~12月期決算に計上する方針を示していた。同社は「(係争をめぐる)法的リスクは大幅に減少する」として、経営の不確実性が低下した点を強調する。通信網の拡充に向けた設備投資などがかさみ、売上高から売上原価を引いた売上総利益(粗利益)は6%減の177億バーツとなった。

売上高は4%減の749億バーツだった。競争の激化で、18年12月末時点の契約件数は前年同期比6%減った。1契約あたりの月間収入(ARPU)は前の年に比べて1%上がったものの、契約件数は11四半期連続で減らしており、苦戦が目立つ。

19年12月期の見通しについては「評価にもう少し時間をかけたい」(同社)として、4~6月期に公表を目指す考えを示した。通信網の強化などに向け、19年通期で130~150億バーツの設備投資を見込むとしている。

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