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仏「赤いスカーフ」運動、反政権デモに抗議

【パリ=白石透冴】フランスで続く反政権運動「黄色いベスト」の暴力的な行動を批判するデモが27日、パリで起きた。参加者は赤いスカーフを身につけ「暴力にストップを」などと書いた旗を掲げて約1万500人が行進した。フランス社会の混迷ぶりが浮き彫りになった。

27日夕(日本時間28日未明)、パリの観光名所バスチーユ広場に、赤いスカーフを巻いた参加者らが集まった。赤はフランスで「博愛」を意味する。多くの人が「議論はいいが混乱は許さない」などと書いた旗を持って行進した。国歌ラ・マルセイエーズを歌う人もみられた。

赤いスカーフ運動の呼びかけは2018年11~12月にかけてネットで広がっていた。実際のデモは初めて。黄色いベストの参加者による放火、警官隊への暴力、略奪などを批判するのが特徴だ。

マクロン大統領を支持する層が比較的多いとの指摘がある。カスタネール内相もツイッターで、デモ参加者を装い故意に暴力行為を起こす人々を「断固として非難する」と表明した。

18年12月時点で仏国民の大多数は黄色いベストの運動を支持していた。事態を重くみたマクロン氏は生活改善策を打ち出し、国民との対話集会も開いた。すると黄色いベストの暴力的な行動を批判する声も次第に高まるようになった。

黄色いベストのデモは26日で11週末連続の実施となった。参加者は6万9千人で直近2回の8万4千人を下回った。警官隊が催涙弾を撃って鎮圧する騒ぎはなお続いている。

現在の政党支持率をみると、マクロン氏の与党共和国前進が22.5%。あとは5つの野党に8~18%程度でバラバラに支持が集まっている。マクロン氏は17年就任時に国民の声をまとめたいと表明したが、足元では主張の異なるデモが発生する事態が起きている。

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