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統計の第三者調査、厚労省の次官級も同席 中立性に疑い

毎月勤労統計の不適切調査問題を巡り、厚生労働省が設けた特別監察委員会による厚労省幹部らへの聞き取りに定塚由美子官房長のほか、次官級の宮川晃厚労審議官が同席していたことが28日、わかった。第三者委員会としながら内部の首脳がかかわり、調査の中立性を欠いた恐れがある。監察委の出した報告書への信頼が大きく揺らいでおり、監察委は異例の再調査を急いでいる。

厚労省は28日、不適切調査に関する資料を野党に示した。監察委の聞き取りはのべ40人。1回あたり10~100分だった。部局長級の1人への聞き取りは電子メールですませていた。

課長以上の幹部への聞き取りは外部の委員が実施し、定塚氏も出席し質問をしていた。関係者によると、宮川氏が同席することもあった。宮川氏は日本経済新聞の取材に対し「ノーコメント」としている。現役の幹部がいる前で過去の不祥事を正直に話せたかどうかに疑問が出てくる。

監察委は外部の弁護士らで構成する。16日に設立し、22日に報告書を公表した。不適切な調査に「組織的な隠蔽は認められない」としていた。

24日の衆参両院の閉会中審査では一部の調査を同省職員だけで聴取していたことを認めたが、厚労審議官や官房長が同席していたことは明らかにしていなかった。

この問題に関連し、統計の専門家でつくる日本統計学会は28日、声明を発表した。「公的統計の信頼性に深刻な打撃を与えた」と厚労省を批判したうえで、再発防止策を講じるよう求めた。

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