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膵臓がん切除前投薬に効果 生存期間延長を確認

膵臓(すいぞう)がんを切除する前に抗がん剤を投与することによって、今の標準的な治療法よりも患者の生存期間が平均で約10カ月長くなったとの研究結果を東北大のチームが28日までに発表した。

切除可能ながんは、なるべく早期に手術するという考えが一般的だが、結果を受けて、日本膵臓学会の診療ガイドラインで推奨される見通しになったという。同大は「厳しい生存率で知られる膵臓がんの治療成績の向上につながる」と期待している。

膵臓がんの3年生存率は約15%で、主要ながんの中で最も厳しいことで知られる。自覚症状が出にくいため、進行した状態で見つかることが多く、患者のうち、切除できる人は約2割という。

チームは全国57病院で、手術可能と判断された79歳以下の成人患者約360人を対象に研究を実施。標準的に行われている手術後に抗がん剤治療を受けたグループと、手術前にも抗がん剤治療を受けたグループに分けて治療効果を比較した。

この結果、手術前に抗がん剤を使ったグループの平均生存期間は約3年で、標準治療よりも約10カ月長かった。

リンパ節への転移や肝臓に再発するケースは従来法より少なく、チームは「薬で目に見えないがんをやっつけたのではないか」とみている。

〔共同〕

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