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全日本卓球、小中学生が躍進 幼少期の環境に共通点

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2019/1/30 6:30
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水谷隼(木下グループ)のシングルス10回目の優勝や伊藤美誠(スターツ)の2年連続3冠という記録ずくめの大会となった卓球の全日本選手権で、小中学生3人の活躍も目立った。共通点はどの選手も保護者が卓球経験者で、練習に打ち込める環境が整っていること。将来への期待が大いに高まるとともに、この競技における幼少期の過ごし方の重要さも改めて感じさせた。

14歳木原、最年少で決勝進出

史上最年少の中学2年で女子シングルス決勝進出を果たしたのが14歳の木原美悠(エリートアカデミー)だ。5回戦で2年前の優勝者、平野美宇(日本生命)を4-1で破ると、その勢いで実績ある社会人選手を次々と撃破。身長165センチと日本女子の中では大柄で、力強いスマッシュを放つ。ラケットのバック面には伊藤と同じ表ソフトと呼ばれる突起のついたラバーを張り、速いボールを打てるバックハンドも特徴だ。

「向かっていく気持ちで試合ができたことがよかった」と大会後に振り返ったように、劣勢でも諦めない姿勢が快進撃を支えた。準々決勝の佐藤瞳(ミキハウス)戦では、世界ランキング12位で日本屈指のカットマンを相手にゲームカウント1-3と追い込まれてから驚異的な粘りを見せた。

木原は女子シングルスで史上最年少のファイナリストとなった=共同

木原は女子シングルスで史上最年少のファイナリストとなった=共同

卓球では試合進行を早くするため、各ゲームの開始から10分後に両者のスコアが計18点未満の場合、サーブを受ける選手が13回返球すればレシーバーの得点になる「促進ルール」がある。木原は攻撃型の選手だが、第5ゲームで正確なラリーを続けてこのルールを適用させると、レシーブ時は佐藤の攻撃を巧みに防いでポイントを獲得。これで佐藤がリズムを崩すと、一気に試合をひっくり返した。

5歳ごろから本格的に卓球を始め、10歳からは元選手の父親が自宅を改装して始めた教室で腕を磨いた。小学校卒業後は張本智和らが在籍する日本オリンピック委員会(JOC)エリートアカデミーへ。充実したコーチ陣や設備のもとでフィジカルも鍛え、ラリーで体を振られても正確な返球ができるようになったという。伊藤との決勝こそ一方的な展開となったが、第4ゲームの3-9から8連続得点で1ゲームを奪うなど、今後の伸びしろを存分に感じさせる戦いぶりだった。

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