帝人、エアバスA220向け供給延長 炭素繊維

2019/1/28 17:09
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帝人は28日、欧州エアバスの小型旅客機「A220」向けに結んでいる炭素繊維の長期供給契約について、2025年まで5年間の延長が決まったと発表した。主翼や翼胴結合部などの構造材向けで、納入数など契約の詳細は非公表。今回の契約延長などを弾みに、30年ごろに航空機用途の炭素繊維で9億ドル(約1000億円)以上の年間売上高を目指す。

ボンバルディアの翼部材工場

11年を初年度にカナダの航空機メーカー、ボンバルディアと結んだ10年契約を延長する。近・中距離向けに人気のA220(旧Cシリーズ)は17年にエアバス傘下入りして以降、エアバスの信用力を背景に販売面で攻勢をかけている。これまでに400機超の受注を獲得してきた。

帝人は東レと並ぶ炭素繊維の世界大手で、エアバスとも長期契約を交わしている。19年3月期は炭素繊維を含む「マテリアル」セグメントで売上高6900億円、営業利益300億円を見込む。

航空機向けの採用では、品質に加え長期契約にたえうる企業の信用力が要る。今後は小型機の生産台数が増える見通しで、より成形しやすい炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の開発が大手航空機メーカーからの受注拡大でカギになる。

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