新国立劇場、初の3部門連携など新機軸

文化往来
2019/3/3 6:00
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オペラ、舞踊、演劇の舞台を上演する新国立劇場(東京・渋谷)は2018年9月からオペラ芸術監督が大野和士に、演劇芸術監督が小川絵梨子に交代し、新たなスタートを切った。現在の2018/19シーズンに続き19/20シーズンの演目も発表され、初の3部門連携企画など新機軸が打ち出された。

2019/20年シーズンの演目を発表した新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子(左)、オペラ芸術監督の大野和士(中央)、舞踊芸術監督の大原永子(右)(東京・初台の新国立劇場)

2019/20年シーズンの演目を発表した新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子(左)、オペラ芸術監督の大野和士(中央)、舞踊芸術監督の大原永子(右)(東京・初台の新国立劇場)

注目されるのは、各部門が共同制作する子ども向けオペラの上演(20年8月)だ。作曲が渋谷慶一郎、台本が作家の島田雅彦で、人工知能(AI)やロボットが登場する。指揮は大野で、演出は小川。同劇場バレエ団も出演する。大野は「オペラのあり方を展望する実験的作品」と強調する。

19/20シーズンのオペラではこのほかに「エウゲニ・オネーギン」(19年10月)や「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(20年6月)などを新制作。バレエは「ロメオとジュリエット」(19年10月)といった人気演目を再演し、20年9月からは芸術監督が大原永子から吉田都に交代する。

演劇部門では「ことぜん」と題した新シリーズが今秋から開始。小川ら3人の演出家が「個と全体」という視点で現代に切り込む。1年かけて3チームが作品をつくる「こつこつプロジェクト」や英ロイヤルコート劇場と提携する劇作家ワークショップも開始する。

(岩崎貴行)

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