2019年6月26日(水)

東芝、福島第1の調査装置 2月に投入

2019/1/28 15:27
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東芝エネルギーシステムズ(川崎市)は28日、東京電力福島第1原子力発電所2号機の原子炉格納容器内を調査する装置を公開した。釣りざお状の装置で、事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)をつかむ指のような構造を先端につけた。東電が2月中旬から下旬にかけて計画する調査に使い、デブリの硬さなどを調べる。

先端の指のような構造でデブリをつかみ、硬さやもろさを調べる

開発したのは、2018年1月の調査で使った釣りざお状の装置を改造したもの。2本の指のような部品を新たに取り付けた。従来はカメラと線量計を搭載していたが、さらにデブリをつかんで硬さやどう動くかを調べられるようにした。

釣りざお部分の長さは最大15メートルで先端の2本指は重さ2キログラムまで持ち上げられる。挟んだときに700グラム相当の力を加えられる。つかんだ堆積物の状態は照明で光を当てながら撮影する。

福島第1原発事故では炉心溶融(メルトダウン)が起き、原子炉にあった核燃料が格納容器の底まで溶け落ちた。政府と東電は21年にデブリの取り出しを始める目標を掲げる。だが、これまでに得られたのは一部の映像など断片的な情報にとどまる。東電は19年2月に2号機内の再調査を計画する。

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