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伝説のレッスン トミー・アーマーの教え(4)

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2019/2/6 6:30
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 端正な顔立ち、すらっとした長身、銀色の髪。シルバー・スコットの愛称で人気のあったトミー・アーマーは実力も高く、全米、全英の両オープン選手権、全米プロ選手権も制した。引退した後は的確な教えでレッスンプロとしても定評が高く、全米女子オープン選手権に3度も優勝したベーブ・ザハリアスや全米オープンや全米プロに優勝したローソン・リトルを育て、多くのアマチュアを上達させた。そんなアーマーのレッスンは今もなお健在、学ぶべき多くの神髄がある。
(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.41」から)

トップでの小休止がよいショットを生む。「ワン、ツー、ウェイト、スリー」でスイング

ダウンスイングでコックを解かずにためたまま、インパクトの直前で解く。両手はボールよりも前になるハンドファーストで打てとアーマーから言われても、アマチュアはなかなかうまくできない。その大きな理由は、ボールが目の前にあれば、待っていられず、打ちにいきたくなるからだ。そのためにひどいショットになるということもある。

「打ち急ぎは必ずミスを招きます。ではどうすればそれを防げるか。それはトップで小休止すること。切り返しで間を取ることです。そうすれば打つための抜群によいタイミングが生まれます」

確かに打ち急ぎはトップで小休止がないスイングである。間を取るべきであることがわかっているのに、いざボールが目の前にあると打ちにいってしまうのが人情だ。

「トップで小休止するためには、練習のときから、『ワン、ツー、ウェイト、スリー』と数を唱えながらスイングすればいいのです。『ワン、ツー』でバックスイングし、トップで『ウェイト』と言い、『スリー』でダウンスイングするわけです。ミソはトップでの『ウェイト』。これを唱えることで、小休止ができるのです」

「ワン、ツー、ウェイト、スリー」

実際にこれを唱えると、トップで間ができる。間をつくらざるをえなくなるのだ。

「この言葉の速さはその人の心地よいもので結構。速いテンポがよい人は速くなるし、ゆっくりがよい人はゆっくりで構わない。プロでも人によってテンポは様々。ベン・ホーガンやウォルター・ヘーゲン、ジーン・サラゼンは速かったけれど、ボビー・ジョーンズは遅かった。しかし、名手は誰もがトップで小休止している。それは同じなのです」

「ワン、ツー」で左膝をボール後ろに向けてバックスイング、トップで小休止したら、右膝をボールに向けて絞り込み、コックを解かずに右手をできるだけ遅らせてダウンスイングする。ボールを打つ瞬間にコックを解いてむちのように打てばいいのだ。

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