大手が新電力を囲い込みも 競争環境維持課題に

2019/1/28 1:30
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電力・ガスの自由化を巡る競争が着実に進むなか、規模の大きな電力大手が新規参入の新電力に出資するなどして囲い込む動きが出ている。通信や航空業界の自由化で起きたような大手陣営への集約の兆しともいえ、特色ある新規参入者も競争できる環境を維持できるかが問われている。

囲い込みで共通するのは発電所を十分に持たない新電力に大手が手をさしのべる構図だ。東京急行電鉄傘下の新電力、東急パワーサプライは18年3月に東北電力から3割強の出資を受けた。また、太陽光発電などに強みを持つLooop(ループ、東京・台東)も9月に中部電力から10%の出資を受けた。収益が悪化した新電力最大手のエフパワーも東京電力ホールディングス関西電力などが関心を示しているようだ。

航空では全日本空輸や日本航空が、通信ではNTTドコモKDDIソフトバンクが新規参入者に出資し陣営を築く。囲い込みが進むほど、多様な参加者が競い合う自由化の狙いがかすむ。

(杉浦雄大、福本裕貴)

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