ダボス会議閉幕 世界の分断、克服のカギは
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分断された世界をどうすれば紡ぎ直せるか。25日閉幕した世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)の参加者は、そんな危機感を共有していた。明確な道筋を描くには時間が要るが、糸口は見えたかもしれない。
「おびえた動物の群れが、最初の一頭を追って一斉に走り出す前のようだ」。ノーベル経済学賞の受賞者であるエール大のロバート・シラー教授は、株価と為替が神経質に動く今の金融市場の風景をこう表現した。
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