「孫を誇りに思う」 根室の祖父、快挙に喜び
テニスの全豪オープンで優勝した大坂なおみ選手の祖父で、北海道根室市に住む根室漁協組合長の鉄夫さん(74)は、決勝戦後に根室市役所で記者会見し「孫を誇りに思う。おめでとうと声を掛けたい」と目頭を押さえ、快挙を喜んだ。

鉄夫さんは大坂選手のプレッシャーとならないよう、試合前は連絡を取らなかった。自宅で見守った決勝は「ハラハラする展開で、テレビの前から動けなかった」という。「甘えん坊で弱いところもあるが、大舞台で、ふてくされながらも、よくやった」とたたえた。
大坂選手は準決勝進出を決めた23日、テレビのインタビューで「おじいちゃん、お誕生日おめでとう」と祝福のメッセージを送った。「なでてあげたいと思うほど、かわいかった」と感激した様子を見せていた。
北海道根室市は、大坂選手の母環さんの出身地でもある。石垣雅敏市長も市役所で観戦し「根室ゆかりの選手が四大大会を連勝して、最高にうれしい」と万歳して喜んだ。〔共同〕