災害や事故、狭い道はEV出動 都が特別チーム
道幅が狭く、緊急車両が進入できない地域の救急医療体制を整えるため、東京都は2019年度内にEV(電気自動車)を活用した特別チームを立ち上げる。19年度予算案に6000万円を盛り込んだ。
道路が狭く、住宅が密集した地域は火事などの災害時に緊急車両が入れず、被害が深刻化する恐れがある。都内の木造住宅密集地域は6900ヘクタールに及び、EVのコンパクトカーや三輪バイクを導入していち早く現場に急行する特別チームを創設する。
また都内ではベッドからの転落など高齢者の日常生活事故件数が増加。救急車の要請に至る前に特別チームが急行し、対応することで救急車の効率的な運用を進める。
まず都内の1カ所でEVのコンパクトカー1台、三輪バイク2台を導入した特別チームを配備する方針。
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