2019年8月21日(水)

ギリシャ議会、マケドニア新国名承認 対立に終止符

2019/1/25 23:03
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【ダボス(スイス東部)=佐野彰洋】ギリシャ議会は25日、隣国マケドニアの国名変更を巡る2国間合意を賛成多数で承認した。マケドニアは国名を「北マケドニア共和国」に変更し、ギリシャは同国の北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)への加盟反対を取り下げる。30年近い対立に終止符を打った。

マケドニア新国名を承認したギリシャ議会でのチプラス首相=ロイター

マケドニアは1991年に旧ユーゴスラビアから独立した。だが国内に同名の地方を持ち、アレキサンダー大王を生んだ古代マケドニアを自国の歴史の重要な構成要素と考えるギリシャが反発し、マケドニアのNATOやEUへの加盟を阻んできた。

バルカン半島におけるロシアの影響力を警戒してマケドニアをNATOに加盟させたい欧米の圧力を受け、両国の左派政権は2018年6月、歴史的な2国間合意を結んだ。マケドニア議会はすでに国名変更の憲法改正を承認済みだった。

チプラス政権は議会定数(300)のうち、153人の賛成を確保した。合意に反対する右派政党の連立離脱で政権は過半数割れに追い込まれたが、無所属議員や一部野党が賛成に回った。当初は24日の採決が予定されていたが、世論の7割前後が合意に反対していることから、発言を求める議員が続出。25日にずれ込んだ。

チプラス首相は25日の議会承認を受け「今日、我々はバルカンの新しいページを記した」と表明し、歴史的意義を強調した。隣国との友好関係構築に期待を示した。

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