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伝説のレッスン トミー・アーマーの教え(3)

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2019/2/4 6:30
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 端正な顔立ち、すらっとした長身、銀色の髪。シルバー・スコットの愛称で人気のあったトミー・アーマーは実力も高く、全米、全英の両オープン選手権、全米プロ選手権も制した。引退した後は的確な教えでレッスンプロとしても定評が高く、全米女子オープン選手権に3度も優勝したベーブ・ザハリアスや全米オープンや全米プロに優勝したローソン・リトルを育て、多くのアマチュアを上達させた。そんなアーマーのレッスンは今もなお健在、学ぶべき多くの神髄がある。
(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.41」から)
打ち出す前にワッグル(ショットを打つ前にクラブヘッドを左右に軽く動かす動作など)を行う。それだけでスムーズなスイングになる

アーマーは誰にでもワッグルを勧める。

「ゴルファーは誰でもワッグルを行う習慣をつけることです。そうすればコースや試合に出たときに、どれだけ緊張せずにクラブを振ることができるかがわかります。筋肉の硬直や無理な動きがなくなり、無意識のうちにバックスイングができ、スムーズなスイングができるのです。練習ではわからないためにやらない人が多いですが、絶対にやったほうがいい動作です」

そこまでワッグルを熱心に勧めるレッスンプロは今も昔もいないように思う。アーマーは言う。

「ワッグルは本当のスイングを行うように丁寧に行うことです。本当のスイングと同じテンポで柔らかく行う。スコットランドの古いことわざにあるように『ワッグルをするようにスイングせよ』を実践するのです。そのためには早急な引きつけを起こしたかのようなワッグルは絶対に行わない。ゆったりといつものリズムで行う。それだけでスムーズなスイングができ、素晴らしいショットを打つことができるのです」

確かにプロは皆、ワッグルを行う。それも非常に丁寧に行っている。つまり、よいワッグルがよいスイング、よいショットを生み出すことを知っているからだ。

「よいグリップをし、正しく構えたら、左膝をボール後方に向けるような始動とともにワッグルを行います。少し動かしたら、元に戻す。それを何度か繰り返し、タイミングが計れたら、そのリズムとテンポのままバックスイングに移るのです。こうしたワッグルから実際のスイングに移る行程を、素振りから練習して身につけてください」

練習で使うクラブは8番アイアン。家の中で練習するのなら、床に雑誌を置いて素振りを繰り返せばいいとアーマーは助言する。

「ワッグルを行ってから実際のスイングに移行する習慣がつけば、驚くほどスムーズにクラブが振れるようになります。スタートホールのティーショットや難しいライからのショット、勝負の一打など、緊張するときに、よいショットを放つことができるのです」

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