2019年6月21日(金)

東証REIT指数、1年11カ月ぶり高値

2019/1/25 20:30
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25日の東京市場で、不動産投資信託(REIT)の総合的な値動きを示す東証REIT指数が続伸し1829と1年11カ月ぶりの高値水準で取引を終えた。世界経済が減速する影響を受けにくいうえ、相対的に高い利回りが残ることが背景だ。日本市場ではREITが調達する長期借入金の金利上昇への懸念も小さい。海外マネーも流入し指数を押し上げている。

東証REIT指数は前日比18.62ポイント(1%)高い1829.18で取引を終えた。2018年12月につけた昨年来高値を超えて17年2月以来の高い水準。地銀などの金融機関や投資信託による買いが支えている。REIT指数は年初から3%上昇した。

SMBC日興証券の鳥井裕史アナリストの試算では、REIT指数が1850を下回る水準であれば4%超の分配金利回りを得られる。鳥井氏は「低金利の環境で分配金需要は根強い」と分析。年内にREIT指数は2000に届くと予想している。

海外マネーの流入も指数を支えている。REITなどに向かっている利回りを重視する資金は、国債金利が上昇すると相対的にREITの魅力が薄れると判断する。米欧の中央銀行は量的緩和策の縮小に傾く。「米国のREITには米金利の上昇が懸念材料だが、日銀による政策変更の可能性は現時点で小さい」(ピクテ投信投資顧問の松元浩常務執行役員)。国内REITは海外投資家から見ると安定感があるようだ。

リスクは高値を背景にした増資が増えることだ。三井住友アセットマネジメントの秋山悦朗シニアファンドマネージャーは年央にかけ上昇基調を保つとの見方。それでも「2~3月も増資の可能性があり上値を抑える場面もありそう」と話す。

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