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粘り満点、磯の味 大分・関クロメ(探検!九州・沖縄)

はっけん美味

大分市の佐賀関産の「クロメ」。本州から九州にかけての海に広く分布する昆布の仲間で、佐賀関では15日に漁が解禁となった。豊予海峡の早い潮にもまれ、軟らかく、えぐみがない。豊富なミネラルを含んでおり、関アジ、関サバに連なる「関もの」としてじわりと人気を呼んでいる。

ネバネバの関クロメのぽん酢和え

関クロメは細かく刻み、かき混ぜると強烈な粘りが出る。ごはんにかけてずるっとかき込むも良し、味噌汁に入れて良し。磯の香を感じる滋味豊かな味だ。

漁期は乱獲防止もあって1月中旬からの2カ月間のみ。小舟から箱メガネで海底をのぞき、長い柄の先についた鎌で刈り取る。クロメの軟らかい部分を切り取り、1本250グラム程度に巻いて販売される。すべてが手作業で行われる。

1年程度なら冷凍保存が可能で、毎年3月の販売イベントでは関クロメを求める人で大混雑する。地元活魚料理店「関の瀬」ではブリとクロメの「関丼」を通年で提供、「なじみの客はもっぱらこれを注文しますね」と黒木和浩料理長。

ただ漁獲量は伸び悩む。大分市林業水産課によると2017年度が1万1600キログラム。年により上下するが10年前の07年度(1万1900キログラム)からほぼ横ばい。「雨天だとクロメが真水を吸って質が落ちる。強風なら漁自体に出られない。楽ではない」と同課。漁協組合員の担い手不足もあり、先細りが懸念される。

探検!九州・沖縄は週末週初に掲載します

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