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楽天、ドローンで配送実験 19年度中に定期配送へ

楽天が埼玉県秩父市で公開した配送実験のドローン

楽天は25日、東京電力ホールディングス(HD)やゼンリンと協力してドローン(小型無人機)を使う配送の実証実験を埼玉県秩父市で公開した。人の目が届かない山あいの地域を含む約3キロメートルを約10分間、ドローンが自動で飛行した。楽天は2019年4月以降に過疎地などで、ドローンを使った定期的な配送サービスを始める考えだ。

実験は山間部のバーベキュー場に来た消費者から虫よけスプレーやウエットティッシュなどの注文が入ったと想定。楽天のマークが入ったピンクの箱を下げた約1.2メートルのドローンが飛び立ち、東電HDが管轄する送電線に向かって行った。

受け取り地点までの細かい操縦は不要で、操縦者が専用端末にタッチすればドローンが飛行する仕組み。端末の画面では飛行ルートや風速などの情報を得られる。楽天によれば、人の目が届かない範囲にドローンが飛ぶ「目視外飛行」の国内での実証実験は日本郵便に続いて2例目という。

楽天ドローン・UGV事業部の向井秀明ジェネラルマネージャーは「データを得ながら運送の基準づくりをしていく」と述べた。候補地は選定中という。消費者がアプリで商品を注文し、ドローンから荷物を受け取る方式を想定している。

国土交通省は企業との議論を進め、20年代前半をめどに家や人の上をドローンが飛べる制度づくりを進めている。松本年弘審議官は「安心して飛行できる環境づくりが欠かせない」と話した。

ドローンによる配送が進めば、周りにスーパーなどがなく買い物に困る消費者や緊急時の物流インフラとして活用できると楽天はみている。今後は都市部などを含めた本格的な商用化への議論も進みそうだ。

(大西綾)

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