2019年5月23日(木)

基幹統計の誤りで閣僚ら釈明「疑問抱かずおわび」

2019/1/25 13:16
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政府が重要と位置づける基幹統計の4割で調査ミスなどが見つかった問題を受け、関係閣僚は25日の閣議後記者会見で釈明に追われた。統計制度を所管する石田真敏総務相は「必要な手続きがとられなかった統計があることは誠に遺憾」と表明。所管する9つの基幹統計のうち、7つで問題が発覚した石井啓一国土交通相は「前例に従った業務執行に疑問を抱かなかった。深くおわびする」と陳謝した。

基幹統計の総点検は毎月勤労統計の不適切調査を受け、実施した。56統計のうち、22で数値の誤りや公表の遅れなどが見つかった。根本匠厚生労働相は「信頼性向上を図るために、職員の意識向上やチェック体制の強化が必要」と述べた。

国土交通省の建設工事統計では、事業者が単位を間違えて記載していたのを集計過程で見逃し、施工高を大幅に下方修正した。石井国交相は、関係者の処分について「必要があれば適切に対処する」と述べるにとどめた。

農林水産省は農業経営統計について公表期日から5カ月遅れで発表するなど2つの統計で問題が見つかった。吉川貴盛農相は「集計作業や結果の分析に時間がかかった」と理由を語った。その上で「政策的には影響はないと承知している。今後は(公表に)遅延がないようにしたい」と述べた。

麻生太郎財務相は法人企業統計で掲載すべき項目の掲載漏れがあったことに「なんで出していなかったのかはよく分かりませんが、甚だ遺憾だ」と話した。茂木敏充経済財政・再生相は「単純ミスであったとしてもそれを組織としてチェックをし、是正する体制が必要だ」と述べた。毎月勤労統計の再集計によって、政府の景気判断が「変わることはない」と現状の認識を維持するとの考えを改めて示した。

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