/

花粉1時間ごとの予報、ウェザーニューズがIoTで実現

日経クロステック

気象情報大手のウェザーニューズは、最終試験中の花粉観測センサー「ポールンロボ」を2019年1月23日に公開した。試験が済んだものから出荷を始めており、本格的な花粉シーズンの開始とされる2月中旬頃までに全国約1000カ所に設置する予定だ。あらゆるものがネットにつながる「IoT」技術を導入。設置された場所の花粉の量を自動で計測し、同社のアプリなどを通じて全国の花粉の飛散状況や予報を配信する。

ポールンロボは人の顔の形を模している。ベランダなど屋外にぶら下げて設置する。口に当たる部分から成人の呼吸量と同量の空気を吸引。吸引した空気中に含まれる花粉の数を、レーザー照射して計測する。花粉の量によって目の色が5段階に変化するため、設置場所の飛散量が一目で分かる。

計測結果はウェザーニューズのサーバーに毎分自動で送られる。専用のアプリなどを使えば、任意の場所におけるリアルタイムの花粉飛散量や、1時間ごとの予想される飛散量を確認できる。例えば、外出予定の時間帯に花粉の飛散量がどれくらいか事前に把握することで対策を立てやすくなる。

ウェザーニューズによると従来の花粉の計測方法は、ガラス板に付着した花粉を顕微鏡で数える「ダーラム法」が主流。情報の更新に時間や手間がかかり、1日単位での飛散量しか把握できなかったという。「花粉は時間帯によって飛散量が変わる。リアルタイムに観測、予報ができるのが当社の強み」(担当者)。

同社は05年にポールンロボを使った全国的な花粉の観測を始めた。改良を重ね、ポールンロボは今年で7世代目となる。今年はソラコムの通信モジュールを使うことで、無線LANなどを必要とせず、電源さえあればどこでも設置できるようにした。

ウェザーニューズによれば、19年は2月下旬から3月中旬にかけて日本東西の広範囲でスギ花粉のピークを迎える。花粉の飛散量は全国平均で平年の6割増となり、東日本を中心に6年ぶりの大量飛散になる恐れがあるという。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 増田圭祐)

[日経 xTECH 2019年1月24日掲載]

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン