横須賀市、京急・ドコモと次世代交通などで協定

神奈川県横須賀市、京浜急行電鉄、NTTドコモの3者は24日、次世代の交通手段を活用したまちづくりに関する連携協定を結んだ。ドコモの通信技術や京急グループの交通網を用い、高齢者や観光客が丘陵地の多い横須賀市内を移動しやすくする。協定を機に、2019年下期に人工知能(AI)で経路や運行ダイヤを調整するバスの実証実験を始める計画だ。
3者が同日、横須賀市内で記者会見した。AIバスの実証実験では、利用者の需要に応じてルートやダイヤを自動的に調整し、京急の商業施設や市の公共施設を巡回する。京急とドコモはカーシェアなどでの連携も検討する。
協定は、産学官が協力して自動運転技術などを市民に体験してもらう催し「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ2019」に合わせて締結した。イベントは24~26日の日程で、移動手段をサービスとして提供する「MaaS」などを実演を交えて紹介する。