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文政権、保守たたき一辺倒に 前司法トップを逮捕

【ソウル=恩地洋介】韓国検察が24日、梁承泰(ヤン・スンテ)前最高裁長官を逮捕した。元徴用工訴訟の確定判決を遅らせた事件に関わった疑い。収監中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領と合わせ、行政・司法の前トップが逮捕される異例の事態は、革新系の文在寅(ムン・ジェイン)政権が求心力向上のために進める保守たたきが背景にある。

裁判の遅延工作には、日韓関係の悪化を懸念する朴前大統領の意向があったとされる。今後は朴氏や当時の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相にも追及の矛先が向けられそうだ。保守政権の弊害をただす「積弊清算」は、過去の対日政策の否定につながるため、足元で広がる日韓の亀裂を一段と深めかねない。

従軍慰安婦問題を巡る2015年の日韓合意も「積弊」と扱われた。元慰安婦支援の財団を解散するなど形骸化が進み、合意当時に対日外交に携わった外交官は責任を問われている。大統領府の意思決定ラインからは日本専門家がいなくなり「対日政策は後手に回っている」(韓国政府元高官)という状況だ。

元徴用工訴訟にも影響を与える。文大統領は10日の記者会見で、政府の対応策を巡り「捜査が整理されるのを見守って判断する」と述べた。「司法の判断を尊重せざるを得ない」との見解を示しており、過去の対日政策を批判して自らの対応の正当化につなげる狙いもありそうだ。

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