中国、豪男性拘束を認める 「国家安全危害の疑い」

2019/1/24 17:10 (2019/1/24 18:41更新)
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【シドニー=松本史】中国外務省の華春瑩副報道局長は24日の記者会見で、オーストラリア人男性を「国家安全を害した容疑で強制的な措置を取って捜査している」と述べた。豪政府は23日、中国当局から中国系豪州人の楊恒均氏を拘束したと連絡を受けたと発表しており、中国側がこれを正式に認めた形だ。

中国で拘束された楊恒均氏(2014年)=ロイター

豪メディアによると、楊氏は中国で外務省に勤務した後、豪国籍を取得。インターネット上で中国語の小説を発表するほか、政治評論なども行っている。豪国内では中国に批判的な論評が拘束につながったとの指摘も出ている。

また、中国を訪問している豪州のパイン国防相は24日、北京で報道陣の取材に応じ、楊氏は「拘置施設に捕らえられているのではなく、自宅軟禁のような状態だ」と話した。ペイン外相は同日、楊氏の事案が「透明性と公平性をもって扱われるよう、中国に求めていく」との声明を発表。ロイター通信に対し、楊氏の拘束は中国によるカナダ人2人の拘束とは無関係との見方を示した。

カナダ人の拘束を巡っては、カナダが米国の要請を受け中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕したことへの報復措置との見方が出ている。

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