留学生以外の外国人採用、過去最高に 4社に1社
ディスコ調べ

就活
2019/1/24 14:29
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就職情報大手ディスコ(東京・文京)が24日に発表した調査によると、2018年度に海外大学卒の外国人を採用した企業は4社に1社に上り、過去最高となった。日本に留学している外国人学生をのぞいた数字だが、2017年度に比べ5.6ポイント増えている。国籍を問わず優秀な人材を採用したいというニーズが高まっている。

就活市場では外国人学生がライバルに

■日本語能力を問わない企業も

調査は全国の主要企業を対象に、12月中旬にインターネットを通じて実施し、732社から回答を得た。

このうち2018年度に海外大卒の外国籍社員を採用した企業は25.7%と過去最高で、17年度実績から5.6ポイント増加した。調査は日本に留学している学生の採用は除いており、現地法人での採用も含んでいる。

2019年度の採用見込みでは31.5%が「採用する予定」と回答するなど積極的な姿勢が目立つ。

外国人学生の採用は、日本に来ている留学生がまだ圧倒的に多いが、海外からの直接採用も徐々に増えている。留学生に比べ日本語能力が劣るケースが多いが、現地法人やエンジニアとして採用することで即戦力にできるメリットもある。

ディスコのグローバル企画部の山崎真司副部長は「エンジニアの採用では日本語能力を問わない企業も増えている。優秀なエンジニアには一般的な初任給よりも良い条件を提示する企業もあるようだ」と話す。

採用活動で重視する海外大学卒の外国人材の出身地域を聞いたところ、東南アジアが70.1%と最も高かった。中国は前回調査から7.0ポイント減の39.3%、韓国は8.4ポイント減の19.6%だった。中国、韓国からは留学生が多いため、現地大学から積極的に採用する意向は弱いようだ。

■支援サービスも

人材各社は海外の新卒学生の採用を支援するサービスを始めている。ディスコは東南アジアの大学生を採用したい日系企業向けに、今年から初めてシンガポールで就職イベントを開催する。フォースバレー・コンシェルジュ(東京・千代田)は世界中の人材と企業をAI(人工知能)でマッチングさせる「コネクト ジョブ」を開始、ITエンジニアらを中心に登録者が3万人を超えた。

人材サービスのネオキャリアはSNSを通じてアジア各国の学生を募集し、企業との面接を設定するサービスを手がけ、これまでに約2000人を約400社に紹介したという。

(小柳優太)

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