2019年2月22日(金)

ANAとSBドライブなど、羽田での自動運転の実験を公開

自動運転
BP速報
2019/1/24 13:30
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全日本空輸(ANA)とソフトバンク系の自動運転事業会社であるSBドライブ(東京・港)など6社は羽田空港の制限エリア内で実施している自動運転バスの実証実験の様子を報道関係者に2019年1月22日、公開した。空港内で業務車両に混じって走行させることで、実用化に向けたオペレーション上の課題などを洗い出す。

ANAとSBドライブなど6社が羽田空港の制限エリア内で実施している、自動運転バスの実証実験の様子

ANAとSBドライブなど6社が羽田空港の制限エリア内で実施している、自動運転バスの実証実験の様子

実証実験には2社のほかに愛知製鋼、先進モビリティ(東京・目黒)、NIPPONECの4社が参画し、1月15日から25日までの予定で実施中。ANA・SBドライブ陣営による羽田空港での実証実験は18年2月に続き2回目。前回は比較的交通量の少ない新整備場地区の制限エリア外の公道で実証実験を実施したが、今回は搭乗客や空港職員の輸送を想定し、制限エリア内にある第2ターミナルの本館とサテライトを結ぶ全長約600メートルの区間で実施している。業務用車両に混じって自動運転バスを走行させることを踏まえ、自動運転のレベルは前回のレベル4(エリアを限定した完全自動運転)相当からレベル3(人が運転に原則関わらない)相当へ引き下げ、自動運転モードの最高速度は時速20キロメートルに抑えている。自動運転バスは前回と同じジェイ・バス(石川県小松市)の「日野ポンチョ」を使用する。

バスの現在位置の測位は通常の全地球測位システム(GPS)より高精度のRTK-GPS(リアルタイム・キネマティックGPS)を基本とする。ターミナルや搭乗橋(PBB)に隠れる部分では、道路に1~2メートル間隔で磁気マーカーを埋め込み、自動運転バスの底部に装着した磁気インピーダンス(MI)センサーでそれを読み取って位置を微調整している。経路上には航空機のジェットエンジンの排気(ブラスト)対策で一時停止する箇所がある。ここでは自動運転車が所定の停止線で自動停止。LTE回線経由で遠隔操作しているオペレーターが管理画面上で自動運転バス周囲の安全を目視確認のうえ、手動で再出発させる。

ANA・SBドライブ陣営は20年の東京五輪に合わせて一般向けにレベル3自動運転の実証実験を公開し、同年以降の実用化を目指す方針だ。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 金子寛人)

[日経 xTECH 2019年1月22日掲載]

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