2019年5月24日(金)

大阪市発注工事で官製談合の疑い 大阪地検が家宅捜索

2019/1/24 9:16 (2019/1/24 11:17更新)
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大阪市発注の電気工事を巡り入札情報を不正に漏らした疑いがあるなどとして、大阪地検特捜部は24日、官製談合防止法違反容疑などで市建設局や契約管財局、電気工事会社などを家宅捜索した。特捜部は市職員が複数の工事で入札に関する非公表の価格情報を業者側に提供した疑いがあるとみているもようだ。押収資料を分析するとともに関係者の事情聴取を進める。

家宅捜索のため大阪市建設局に入る大阪地検特捜部の係官ら(24日午前、大阪市住之江区)

家宅捜索のため大阪市建設局に入る大阪地検特捜部の係官ら(24日午前、大阪市住之江区)

捜索を受けているのは市建設局や契約管財局、電気工事会社「アエルテクノス」(中央区)の事務所、関与した市職員の関係先などとみられる。不正への関与が疑われる市職員は既に特捜部の事情聴取を受けているもようだ。

関係者によると、複数の市職員が、市が発注する公園の照明の設置工事などについて、非公表の価格情報をアエルテクノスの営業担当社員に漏らした疑いがあるという。遅くとも2015年ごろから続いていたとみられる。

市の入札結果の資料によると、同社は2016~18年に市内の公園の電気設備工事3件を入札で受注した。特捜部は、同社と市職員との間で官製談合が繰り返されていた疑いがあるとみて、押収した資料を分析する。

大阪市では過去にも入札を巡る不祥事が起きている。街路樹の管理業務を巡る指名競争入札で業者を不正に選定したとして、大阪地検は06年1月、旧ゆとりとみどり振興局の当時の職員3人を競売入札妨害罪で起訴。大阪地裁は06年8月、3人に有罪判決を言い渡し、計27件の入札で不正があったと認定した。

また09年3月には、市水道局発注工事で業者に便宜を図る見返りに賄賂を受け取ったとして当時の同局職員が収賄罪で起訴され、同年6月に有罪判決を受けた。

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