2019年4月26日(金)

首都圏で「カラカラ天気」 インフルや火災に注意を

2019/1/24 9:51
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首都圏で雨が降らない日が続き、乾燥状態となっている。都内の「無降水日」は23日までで11日連続。空気が乾燥すれば、喉や気管支の防御機能が低下するためインフルエンザにかかりやすくなり、入試シーズンの受験生や家族はピリピリ。火災も相次ぎ、東京消防庁は警戒を呼びかける。関東地方では6年ぶりの花粉の大量飛散も見込まれている。

晴天が続き空気が乾燥している東京都内(24日午前)

晴天が続き空気が乾燥している東京都内(24日午前)

●受験生ピリピリ

インフルエンザが流行している。厚生労働省によると、13日までの1週間に全国で推計約163万人の患者が医療機関を受診した。前週に比べると2倍以上で、学級閉鎖や学年閉鎖をした学校も増加している。

インフルエンザはくしゃみやせきなどで飛散したり、机などに付着したりしたウイルスが体内に侵入して感染するが、乾燥しすぎると、ウイルスが空気中に浮遊して感染が広がることもある。厚労省はこまめな手洗いやせきやくしゃみが出るときはマスクを着けるなどの「せきエチケット」の徹底を呼びかけている。

「みんな、教室に入る前に手をアルコール消毒してね」。学習塾「栄光ゼミナール目白校」(東京・豊島)ではマスク姿の職員や生徒が目立つ。

都内では2月1日から私立中入試が本格化する。同塾では全校舎に消毒用アルコールの設置を指示し、少しでも体調の悪い生徒がいれば同じ教室内の全生徒にマスクを配布。職員にはインフルエンザの予防接種費用を全額補助している。

「栄光ゼミナール目白校」で授業前にアルコール消毒をする生徒(東京都豊島区、22日)

「栄光ゼミナール目白校」で授業前にアルコール消毒をする生徒(東京都豊島区、22日)

受験を控える小学6年の娘(11)を持つ都内の女性会社員(41)は「入試まで10日を切ったが、何とかインフルエンザや風邪にかからず乗り切ってほしい」と願う。

●火災が増加

気象庁によると、乾燥状態が続くのは、日本海側に雪や雨を降らせた後の乾いた空気が関東平野部に吹き下ろしているのが原因だという。注意すべきなのは火災だ。火災は空気が乾燥しているときに起こりやすく、さらに風が強いと燃え広がる可能性がある。

東京消防庁によると、無降水日が歴代6位の19日連続を記録した昨年12月24日~2019年1月11日に発生した火災は267件。前年と比較できる19年1月1~23日をみれば、火災件数は24件増の302件、負傷者は13人増の74人、死者は5人増の12人。同庁は「冬は暖房器具を使うため火災が発生しやすい。暖房器具の周りに物を置かないでほしい」としている。

●6年ぶり大量飛散

まもなく本格化する花粉シーズン。気象情報会社「ウェザーニューズ」によると、湿度が低いと花粉が舞いやすくなるため、乾燥状態が続く関東地方では例年より早い1月下旬からスギ花粉が飛び始めているという。同社は今シーズンの全国平均の飛散量を昨年の2.7倍、6年ぶりの大量飛散と予想する。担当者は「これまでに発症したことがない人も油断は禁物。マスクや眼鏡を着用するなど早めの花粉対策が必要だ」と訴える。

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