埼玉県のJR北本駅前、市内初のビジネスホテル

2019/1/23 22:30
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埼玉県北本市のJR北本駅前に23日、ビジネスホテル「ザ・セレクトン北本駅前」が開業した。市によると、これまで市内にはビジネスホテルがなく、市外からの宿泊需要を取り込めていなかった。念願だったホテル誘致の実現で、地元では中心市街地のにぎわい創出や都市機能の向上に期待が高まっている。

開業式典には北本市長ら地元関係者が顔をそろえた(23日、JR北本駅前)

ホテルは北本駅東口のロータリーにほぼ隣接する市有地に立地し、公募で選ばれたホテルチェーンのエフ・イー・ティーシステム(東京・千代田)が運営する。

地上5階建てで、全85の客室と浴場を備える。主なターゲットはビジネス客や観光客で、中心価格帯は平日の場合で6500~7500円程度という。

県央に位置する北本市は近年、JR上野東京ラインの開通や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の整備で交通利便性が向上した。

見学可能な関東グリコの工場など集客力のある施設も立地しており、宿泊者の受け皿となるホテル誘致が長年の課題となっていた。

北本市内初のビジネスホテルが誕生し、地元では地域活性化への期待が高まる。23日には、ホテル事業者の募集や建設業者の紹介などで協力した埼玉りそな銀行と市などが「まちづくりトークセッション」を開催。ホテルを核とした地域活性化策などについて市長や商工会長らが意見を交わした。

北本市の現王園孝昭市長は「念願のホテル誘致が実現した。起爆剤として(ホテルと)一緒に地域を盛り上げたい」と意気込む。

ホテル側も北本市の魅力発信や地元産食材を使った料理の提供などで、地域に貢献する考えを示した。祭りなど季節のイベントに合わせた宿泊プランで市外からの宿泊客を呼び込むことも検討する。

「ザ・セレクトン」はエフ・イー・ティーシステムがインドネシアで展開するホテルブランド。同社は訪日外国人(インバウンド)の増加を受け、国内でも同ブランドのホテル建設を進めている。北本市もホテル完成を機に、外国人観光客の受け入れに力を入れる方針だ。

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