信州大グループ、人工サファイアでバッジ 実用化探る

2019/1/23 22:30
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信州大学工学部の手嶋勝弥教授を中心とする「信大クリスタル」の研究グループは、独自の結晶成長技術を応用して作った人工サファイアで襟にとめるピンバッジを試作した。緑色に輝く石にコマクサをデザインした信大の学章を刻んだ。手嶋教授は「人工宝石を身近に感じてもらいたい」と話している。

信大の学章を刻んで作った緑色に輝く人工サファイア製のバッジ

開発した人工宝石は、腕時計の窓材や携帯電話機のカバーなどにも使えるよう実用化をめざす。

ピンバッジは共同研究先の信光社(横浜市)と作った。直径約15ミリメートル。原料は酸化アルミニウムで、信大のスクールカラーである緑色のサファイアになるようコバルトを混ぜた。

手嶋教授らは「フラックス法」と呼ばれる低温で結晶を成長させる技術を開発し、信大クリスタルとして様々な産業への応用に取り組む。青いサファイアにするには鉄とチタンを混ぜ、クロムを混ぜると赤いルビーとなる。2018年には水中の重金属を除去する結晶材料を開発し、携帯型の浄水ボトルとして実用化した。

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