2019年7月17日(水)

タイ、18年の自動車生産5年ぶり200万台突破 国内需要が好調

2019/1/23 20:00
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【バンコク=岸本まりみ】タイ工業連盟(FTI)は23日、2018年のタイの自動車生産台数が17年実績比9%増の216万7694台だったと発表した。タイ国内での需要が旺盛で、生産台数は5年ぶりに200万台を超えた。一方、19年の年間生産台数は215万台で18年比1%減と予測した。「米中貿易摩擦のあおりを受け、輸出が減速する」(FTI)とみる。

小型車を生産するタイの三菱自動車の工場(タイ中部チョンブリ県)

タイは自動車関連産業が集積する東南アジア最大の車生産拠点。生産した車は国内向けのほか、5割強をタイ国外に輸出している。13年には政府の新車購入奨励策で国内需要が拡大し、生産台数が約245万台に達したが、それ以降は200万台割れが続いていた。

18年実績を仕向け地別にみると、200万台突破のけん引役は国内向けだ。生産台数は102万4961台と17年比で19%増えた。インラック前政権が12年に導入した新車購入奨励策の「5年縛り」(12年に恩典を利用した購入車は5年間売却できない)が解け、車の買い替え需要が膨らんだ。さらにタイ政府の低所得者向けの景気刺激策が追い風となったという。

輸出向けは、1%増の114万2733台にとどまった。「世界経済の減速により、輸出が落ち込んだ」(FTIの担当者)と指摘する。

FTIは19年通年の生産台数の内訳について、輸出向けが110万台、国内向けが105万台になると予測した。輸出向けは前年を下回る見通しだが、生産台数は18年に続き、200万台を超えるとの見方を示した。

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