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岩手大発のエイシング、エッジAI用チップ開発

人工知能(AI)開発のエイシング(東京・港)は23日、ロボットや自動車などの端末に搭載する「エッジAI」用のチップを開発したと発表した。チップを使えば、専門知識を持ったエンジニアが調整作業をしなくても、ロボットなどの機器に簡単にAIを搭載し、制御できるようになるという。当面は一般販売の予定はなく、提携先など限られた企業で性能を試す。

今回開発した「AiiR(エアー)チップ」は手のひら大の大きさ。同社が独自に開発した機器制御用のアルゴリズムを搭載している。このアルゴリズムは機器から集めたデータを高速で処理し、学習や予測ができる。例えば産業用機械に組み込んだ場合、経年劣化による機械ごとの動作の違いを反映した上で制御でき、作業の精度を高められるようになるという。

エッジAIは機器側で学習や予測が完結してクラウドとの通信が不要なため、通信コストを抑えられたり通信による動作の遅れを最小限にできたりする。機器の制御に必要なデータに分析の対象を絞り込むことで、学習の速度を高速化したほか、計算にかかるコストを抑えた。データ量が大きな画像などを使う深層学習には対応していない。

エイシングの出沢純一最高経営責任者(CEO)はチップを開発した背景について、「機械自体が賢くなるエッジAIの需要が高まっている」と話す。これまでにもエッジAIを導入したい企業にアルゴリズムを提供してきたが、導入までに煩雑な調整作業が必要だった。「チップなら、顧客がぽんとつけるだけで簡単にエッジAIを使えるようになる」(出沢CEO)という。

エイシングは2016年設立で、岩手大発のスタートアップ企業。オムロンが生産設備の制御装置でエイシングの技術を採用すると決めた。

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